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初心者でもできるEA選び

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初心者でもできるEA選び

今回はFXトレードの成功確率を大幅に高めるEAとインディケーターの強力な組み合わせ、

自動売買の種類とおすすめの方法について私見を述べていきたいと思います。

 

今やFX自動売買は、多くのトレーダーにとって魅力的な選択肢となっています。

人間の感情や判断ミスに左右されず、24時間休むことなく取引を行えるという利点があります。

EAの種類について



自動売買システムには、大きく分けてEA(エキスパートアドバイザー)とシグナル配信型の2種類があります。

 

EAは、MetaTrader4などの取引プラットフォーム上で動作するプログラムで、設定したルールに基づいて自動的に取引を行います。

EAの中でも、トレンドフォロー型と逆張り型が代表的です。

 

トレンドフォロー型は、相場の方向性に沿って取引を行うため、大きな相場の流れを捉えやすいという特徴があります。

 

逆張り型は、相場の転換点を狙って取引を行うため、頻繁に小さな利益を積み重ねることができます。

 

どちらのタイプを選ぶかは、個人の取引スタイルやリスク許容度によって異なります。

 

例えば筆者の場合だとある程度のリスク、ドローダウンを想定の上でEAを稼働させており、

トレンドフォロー型で逆行ありきのナンピンEAを活用しているため最低でも40万円以上を入金の上で最小ロットで稼働させ始める事が多いです。

 

こういったタイプのEAの資金曲線を見てみると大体が右肩上がりで推移し続け、一定周期で大きくドローダウンとなり凹みが出来るという仕様になっています。

 



その為この周期を受け入れがたいトレーダーやメンタル的に耐えることが難しい方にとっては相性が悪いと言えるでしょう。

 

各々の価値観やマインドにより異なるのでご自身に合った仕様のEAに出会えるか、

または新しくEAを作れるかどうかによります。

 

一方、シグナル配信型は、専門家や企業が生成した売買シグナルを受信し、それに基づいて自動的に取引を行うシステムです。

 

シグナル配信型の自動売買では、複数の情報源からシグナルを受信し、それらを組み合わせて取引を行うマルチシグナル方式が人気です。

これにより、単一のシグナルに依存するリスクを軽減し、より安定した運用が可能となります。

ただし、シグナルの質や信頼性を慎重に評価することが重要です。

 

これらのツールを適切に選択し活用することで、初心者トレーダーでも相場の動きを的確に捉え、効果的な売買戦略を構築できます。

効果的なインディケーターの組み合わせ

インディケーターは、チャート上に表示される各種指標のことです。

 

まず、トレンドを捉えるインディケーターとして移動平均線が挙げられます。

単純移動平均や指数移動平均などがあり、 短期と長期の移動平均線のクロスでトレンド転換を判断できます。

 

RSI(Relative Strength Index)は、 買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系指標として有名です。

MACDも、トレンドの方向性と強さを把握するのに役立ちます。

 

ボリンジャーバンドは、価格のボラティリティを視覚化し、相場の強弱を判断するのに適しています。

 

フィボナッチリトレースメントは、 重要な戻り幅を予測し、サポートやレジスタンスレベルを特定するのに使用されます。

これらのインディケーターを組み合わせることで、より正確な相場分析が可能になります。

 

例えば、移動平均線でトレンドを確認し、 RSIで過買い・過売りを判断、さらにボリンジャーバンドで相場の強弱を極めるといった具合です。

 

EAの選定に関しては自分のトレードスタイルやリスク許容度に合ったものを選ぶことが重要です。

 

スキャルピング向け、デイトレード向け、スイングトレード向けなど様々なタイプのEAが存在します。

トレードの期間やポジションの保有時間等も前述のようにそれぞれのリスクに見合ったスタイルを選ぶべきでしょう。

ここがブレてしまうと本来メンタルを平常に保つ意味合いも含んでいるEA稼働のはずが、メンタルが揺さぶられる事態になりかねません。

 

そしてバックテストの結果が良好で、長期間安定した実績のあるEAを選ぶことも大切です。

初心者の場合、複雑な戦略よりもシンプルな戦略を用いたEAから始めるのが賢明です。

初心者におすすめのEA

初心者の方におすすめなEAとして例を挙げると、

2つの移動平均線のクロスでエントリーを判断し、固定のストップロスとテイクプロフィットを設定するような基本的なEAが適しているでしょう。

相場環境に合わせたEAの選定も重要です。

 

トレンド相場ではトレンドフォロー型のEA、レンジ相場ではレンジブレイク型のEAといった具合に、

その時々の相場に適したEAを使用することでパフォーマンスを向上させることができます。

 

EAとインディケーターを組み合わせる際は、それぞれの長所を活かし、短所を補完し合うようにすることが重要です。

 

例えば、トレンドフォロー型のEAを使用する場合、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系インディケーターを併用することで、

過剰な売買を抑制し、より精度の高いエントリーポイントを見つけることができます。

 

また、複数のタイムフレームを使用することも効果的です。

長期のトレンドを大きなタイムフレームで確認し、短期のエントリーポイントを小さなタイムフレームで判断するといった具合です。

これにより、より包括的な市場分析が可能になります。

 

EAやインディケーターの設定値は、過去のデータを用いてバックテストを行い最適化することが重要です。

ただし、過度な最適化はオーバーフィッティングを招く恐れがあるため、適度なバランスを取ることが必要です。

 

リスク管理も忘れてはいけません。

どんなに優れたEAやインディケーターを使用していても、適切なリスク管理なしでは長期的な成功は難しいでしょう。

1回のトレードでのリスク、許容損失額を総資金の1〜2%以内に抑えるなど、厳粛な資金管理が求められます。

市場環境は常に変化するため、定期的にEAやインディケーターの性能を見直し、必要に応じて調整や変更を行うことも大切です。

稼働させる前の注意点

自動売買システムを選ぶ際は、バックテストの結果や実績を確認することが不可欠です。

過去のデータを使って、そのシステムがどの程度の利益を上げられたかを検証します。

ただし、過去の実績が必ずしも将来の成績を保証するものではないことに注意が必要です。

 

また、システムの安定性やリスク管理機能も重要な選択基準となります。

おすすめの方法としては、まず少額の資金でデモ取引を行い、システムの動作や性能を確認することです。

実際の市場環境での挙動を観察し、自分の取引スタイルやリスク許容度に合っているかを見極めます。

その後、徐々に取引金額を増やしていくことで、リスクを最小限に抑えながら自動売買を始めることができます。

 

さらに、複数の自動売買システムを組み合わせるポートフォリオ運用も効果的です。

異なる戦略や通貨ペアを扱うシステムを併用することで、リスクの分散と安定した収益の確保が期待できます。

 

ただし、各システムの相関関係に注意を払い、過度に似通った戦略の重複を避けることが重要です。

自動売買システムの運用中は、定期的なモニタリングとメンテナンスが欠かせません。

市場環境の変化に応じてパラメーターの調整を行ったり、必要に応じてシステムの更新や入れ替えを検討したりすることで長期的な収益性を維持することができます。

 

また、自動売買に頼りきりにならず、マーケットの動向や経済指標の分析など、自身の取引スキルを磨き続けることも重要です。

自動売買システムは優れたツールですが、それを使いこなす人間の判断力や洞察力が最終的な成功を左右します。

 

まとめ

最後に、自動売買を始める前に、 FX取引に関する法規制や税制について十分に理解しておくことが重要です。

各国の規制当局のガイドラインに従い、 適切な報告や納税を行うことで、安全かつ合法的な取引環境を維持することができます。

自動売買は確かに魅力的なツールですが、それを活用するためには継続的な学習と慎重なアプローチが不可欠なのです。 

 

新しいツールや手法にも常にアンテナを張り、自分のトレードスタイルに合うものがあれば積極的に取り入れていくことも重要です。

EAやインディケーターは便利なツールですが、これらに頼りすぎるのは危険です。

 

最終的な判断は我々人間が行うべきで、これらのツールはあくまでも意思決定を支援するものだという認識を持つことが大切です。 

執筆者紹介

投資家

369(みろく)

投資歴9年(為替・株・商品先物) フィボナッチを活用したトレード手法に長けており、ハーモニックパターンを用いた分析を得意とする。 投資後進国の日本、健全な資産運用をしていただくためにトレードのプロとしてサポート。ナレッジの少ないハーモニックパターンを扱うトレーダーとして国内で普及させる事が目標。
投資歴9年(為替・株・商品先物) フィボナッチを活用したトレード手法に長けており、ハーモニックパターンを用いた分析を得意とする。 投資後進国の日本、健全な資産運用をしていただくためにトレードのプロとしてサポート。ナレッジの少ないハーモニックパターンを扱うトレーダーとして国内で普及させる事が目標。

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