フィボナッチを活用したFXトレード方法
公開日:フィボナッチの応用
今回の記事ではフィボナッチを応用した分析の仕方についてご紹介します。
理屈を理解しておくと今後チャート分析をする上で非常に役立つので是非身に付けて活用してみてください。
特に長期目線でトレード、EAを稼働させる上で相場が上下どちらに推移していくかという目線の判断基準にもなり得るので、
フィボナッチを使う人にとっては必須の方法です。
コンフルエンス
各FIBライン付近に他のサポートライン、レジスタンスラインが重複しているかを確認。
色々と存在するフィボナッチのラインの中でもこの線が特に重要です。
以下のチャートを例に挙げると、FIB %付近に非常に強力な『月足でのレジスタンス・サポートライン』があります。
月足でのレジスタンス・サポートラインというのは強く反応しやすいので、
この場合はFIB 61.8%と月足におけるサポートラインの2重サポートとして意識されていて、ここを境に強く反転するポイントだろう、と推測出来ます。
このようにフィボナッチ・リトレースメントのラインに他のサポート・レジスタンスラインやトレンドラインが重なることを
「コンフルエンス(Confluence)」といいます。
このチャートでは実際にFIB 61.8%を機にサポート割れから戻ってレジサポ転換し反転、下落しており、このラインが絶好の戻り売りポイントだったと言えます。
フィボナッチリトレースメントにおいては特に[0.236/0.382/0.618]が重要
強い上昇トレンドの最中は[23.6%] [38.2%]が意識され、
[38.2%]を下抜けると、次は[61.8%] に向けて落ちていく。
[61.8%] を下抜けると、上昇トレンドが終わりに近いと判断出来ます。
アグリーメント
サポートラインやレジスタンスラインとして見る
基本的に時間軸が短いラインほど短期的にしか機能せず、時間軸が大きいラインほどより強く、長期に渡り機能する傾向にあります。
大きな時間軸で目立った高値安値を付けた後、レンジのように推移するケースでは、高安値が抵抗線(レジスタンスライン)や支持線(サポートライン)として機能する場合が多いです。
それらの価格帯とフィボナッチリトレースメントの該当ラインが合致するほど機能し易い傾向があるのです。
これを知っていれば、よりトレードで有利に立ち回れるでしょう。
勝組が行うフィボナッチエクスパンションの応用方法
これをマスターすると、エントリーポイントを厳選する事が出来、レンジ相場もピンポイントでエントリーできるようになります。
①フィボナッチエクスパンションの重複
②フィボナッチエクスパンションとフィボナッチリトレースメントのシンクロ
まずは①フィボナッチエクスパンションの重複を紹介します。
フィボナッチエクスパンションの重複は非常に強い抵抗帯になり、これはそれぞれ異なったスイングから引いたフィボナッチエクスパンションのレベルが重なることを言います。
以下の画像をご覧ください。
赤色のエクスパンションは上位足の安値から高値に引いたフィボナッチエクスパンションです。
そして青色のフィボナッチエクスパンションは、現在見ている基準足のフィボナッチエクスパンションになります。
双方のフィボナッチレベル[61.8%]が重複している(非常に近い)のが分かるでしょう。
それぞれの時間足を見ているトレーダーが同時にフィボナッチエクスパンションを意識しているので重複ポイントは強烈な抵抗帯になります。
その後、大きく反発し上昇しています。
このような場面はチャート上で多く見られます。
フィボナッチエクスパンションの重複レベルは見逃さないように注視しましょう。
続いてはフィボナッチエクスパンションとフィボナッチリトレースメントのシンクロ
先ほどのフィボナッチエクスパンションの重複と同様に、フィボナッチリトレースメントとのシンクロもエントリーポイントとして注目されています。
こちらは2023年末からの日経平均を引き合いにしています。
フィボナッチリトレースメント38.2%
フィボナッチリエクスパンション61.8%
が重複しています。
この手法がフィボナッチの天才ディナポリ氏のアグリーメントという手法です。
今年、大きな上昇を見せた日経平均ですが、アグリーメントを知っていれば急騰を掴む事が出来た局面です。
オレンジ色のフィボナッチリトレースメントで、トレンドの押し目買いを仕掛けるトレーダーがいます。
また、トレンドで押しが入っているということは、既に、売り注文を仕掛けているトレーダーもいるということです。
既に売りで仕掛けているトレーダーたちは、赤色フィボナッチエクスパンションで決済をもくろんでいるわけです。
そこで、決済の買い注文が入ります。
つまり、アグリーメントは、新規の買い注文と決済の買い注文が同時に入るため、強い抵抗帯となり価格が反発します。
ディナポリの手法については他にも多岐に渡るのでこちらの記事では書ききれませんが、
次回の記事でさらに詳しく解説していきたいと思います。
是非次回の記事もご覧の上でトレードに落とし込んでみてください。
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