MT4が動かない時の対処法

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「昨日まで普通に使えていたはずのMT4が動かない」
といった相談を受けることがありますが、
実は諸々のトラブルの原因は、MT4のアップデートを行っていないことに起因する場合がほとんどです。

基本的にはインターネット接続のある環境にあればMT4は自動的に最新バージョンをダウンロードするのですが、
ダウンロードした最新バージョンを反映するためには、MT4を再起動をしておかないと万全とは言えません。

これは、Build（ビルド）と呼ばれるバージョン情報がアップデートされることによって、
再起動を行わないとMT4が通常通り動かなくなることがあるためです。

MT4が動かない理由として他の原因が考えられることももちろんありますので、
今回はMT4が動かなくなった時にやるべきこと、確認すべき場所などについてお話しします。

MT4が動かなくなったら
【MT4の問題を確認する】

（１）MT4を起動する

パソコンのデスクトップにあるMT4のアイコンをダブルクリックします。

（２）MT4画面の右下に表示されているステータスを確認する

MT4を起動すると、ウィンドウ右下にサーバーとの接続状態を示すステータスが表示されています。

（３）「旧バージョン」または「回線不通」と表示されている場合、再起動を行う

画像のように、「旧バージョン」または「回線不通」となっている場合は、
MT4のアプリケーションを再起動します。一旦アプリケーションを閉じて、再度立ち上げてみてください。

（４）再起動しても改善されない場合

デスクトップ上のMT4アイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選択する

「管理者として実行」を行うことで、
MT4に対して「管理者としてアプリケーションを起動している」と、
読み込ませることを目的としています。

PC本体のログインアカウントがそのPCの管理者ではないアカウント（一般ユーザーなど）でログインしている場合、
「管理者として実行」という項目自体が表示されません。

この場合は、再度PCの管理者アカウントからログインし、
デスクトップアイコン上で右クリック→「管理者として実行」を選択するまでの手順を改めて行ってください。

「管理者として実行」を選択するとMT4が立ち上がるので、
その後再度前述したMT4画面右下のステータスを確認してください。

インストーラーからMT4を再度インストールする

「管理者として実行」の手順を行っても動かない場合は、MT4の再インストールを行います。

最初にMT4をインストールした際に使用したセットアップファイル「mt4setup.exe」をダブルクリックして、
再インストールを行ってください。

セットアップファイルをすでに削除してしまっている場合は、
使用しているMT4の公式サイトからMT4を再度ダウンロードしてください。

口座開設を行っている証券会社に問い合わせる

ここまですべてを行っても動かない場合は、最終手段として証券会社に問い合わせを行ってください。

その際、「再起動」「起動時に管理者として実行」「MT4の再インストール」を
行った上で動かないことを伝えておくとその後がスムーズです。

MT4が動かなくなったら
【Build情報を確認】

自身が使っているMT4のBuild情報が最新のものになっているかも確認しましょう。

2024年２月21日現在の最新Buildは　『Build1403』です。

確認してみて最新のものでは無かった場合も、MT4を再起動する必要があります。
以下、Build情報の確認方法です。

（１）MT4画面上部の「ヘルプ」を開く

MT4のメニューバーからヘルプをクリックします。

（２）「バージョン情報」または「About」を開く

最新情報が不明な場合は「ヘルプ」→「About」から確認

バージョン情報画面にBuildが表示されます。

MT4が動かなくなったら
【デモ口座が接続できない場合】

まれにデモ口座を接続しているサーバー側でアップデート自体がブロックされているために、
MT4が動かなくなっていることもあります。

こうなってしまった場合は、デモ口座を新規開設する必要があります。

アップデートの重要性

MT4を使った自動売買のメリットはほったらかしで運用できることですが、
そうは言ってもメンテナンスは必須。

アップデート自体は時間もあまりかかりませんので、定期的な再起動を実施する事で解決できます。

常に良い運用環境を保つため、自身の使用しているMT4は最新バージョンになっているか、
定期的にチェックしておきましょう。