MT4の自動売買でエラーが出て動かないときの対処方法
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- 1. MT4のエラーコードを確認する方法
- - 1. ターミナルウィンドウを開く
- - 2. 「エキスパート」タブの利用
- - 3. 「操作履歴」タブの確認
- 2. 主なエラーの一覧と対処方法
- - エラー 130: 最小ストップレベル違反
- - エラー 133: 取引禁止
- - エラー 129: 無効な価格
- - エラー 138: 再見積もり
- - エラー 146: 取引コンテキストはビジー
- - エラー 148: 注文の数が多すぎる
- - エラー 128: トレードタイムアウト
- - エラー 4107: 不正な価格
- - エラー 2: 一時的エラー
- - エラー 3: サーバーが見つからない
- - エラー 4063: 無効な口座
- - エラー 4109: 自動売買禁止
- - エラー 4110: 長期間の取引禁止
- - エラー 4111: マーケットが閉じている
- - エラー 136: オフクオート
- - エラー 134: 資金不足
- - エラー 135: 価格が変わった
- - エラー 145: 残高不足
- 3. エラー以外が原因で動かないケース
- - 自動売買が有効になっていない
- - エキスパートアドバイザ(EA)が正しく設定されていない
- - チャートにEAが正しく取り付けられていない
- - EAが古いか互換性がない
- - サーバー接続の問題
- - 取引条件が満たされていない
MT4のエラーコードを確認する方法
MT4で自動売買を使用する際に発生したエラーや問題を確認するためには、エラーログをチェックすることが重要です。MT4ではエラーログを簡単に確認できる方法が提供されています。
1. ターミナルウィンドウを開く
MT4の「表示」から「ターミナル」ウィンドウを開きます。このウィンドウは、取引情報やアカウントの履歴、ニュース、アラートなどを表示する場所です。
2. 「エキスパート」タブの利用
ターミナルウィンドウ内のタブの中から「エキスパート」を選択します。
このタブには、自動売買プログラム(エキスパートアドバイザー)に関連するメッセージやエラーが記録されています。
3. 「操作履歴」タブの確認
さらに詳細な情報が必要な場合は、「操作履歴」タブを確認します。
ここには、MT4が起動してからの全ての操作とイベントのログが時系列で記録されています。
主なエラーの一覧と対処方法
MT4で自動売買時に頻出するエラーコードと対処法を頻度の高い順にまとめます。
参考:https://book.mql4.com/appendix/errors
エラー 130: 最小ストップレベル違反
定数「ERR_INVALID_STOPS」
損切りや利益確定の値幅をブローカーの設定に合わせて調整してください。狭すぎる損切りや利益確定の設定は、このエラーが表示される原因となります。
ストップレベルとは、取引を行う際に設定できるストップロスやテイクプロフィットなどの注文が、現在の市場価格からどの程度離れていなければならないかを指定する最小の価格変動単位のことです。
このレベルは、ブローカーによって設定され、市場の流動性やボラティリティに応じて変動することがあります。
エラー 133: 取引禁止
定数「ERR_TRADE_DISABLED」
取引が禁止されているため、ポジションを持てない状態です。ブローカーの取引許可状態を確認し、必要に応じて問い合わせてください。
エラー 129: 無効な価格
定数「ERR_INVALID_PRICE」
市場価格に基づいて注文価格を調整してください。
エラー 138: 再見積もり
定数「ERR_REQUOTE」
価格を更新して再注文してください。
エラー 146: 取引コンテキストはビジー
定数「ERR_TRADE_CONTEXT_BUSY」
数秒待ってから再度操作を試みてください。
エラー 148: 注文の数が多すぎる
定数「ERR_TRADE_TOO_MANY_ORDERS」
既存のポジションを減らすか、注文数を調整してください。注文数の上限はブローカーによって異なります。
エラー 128: トレードタイムアウト
定数「ERR_TRADE_TIMEOUT」
接続状態を確認し、再度注文を試みてください。
エラー 4107: 不正な価格
定数「ERR_INVALID_PRICE_PARAM」
有効な価格で再度注文を試みてください。
エラー 2: 一時的エラー
定数「ERR_COMMON_ERROR」
時間を置いてから再トライしてください。
エラー 3: サーバーが見つからない
定数「ERR_INVALID_TRADE_PARAMETERS」
インターネット接続を確認し、設定を見直してください。
エラー 4063: 無効な口座
定数「ERR_INTEGER_PARAMETER_EXPECTED」
アカウント情報を確認し、正しい口座であることを確認してください。
エラー 4109: 自動売買禁止
定数「ERR_TRADE_NOT_ALLOWED」
EAの設定から自動売買を許可してください。
エラー 4110: 長期間の取引禁止
定数「ERR_LONGS_NOT_ALLOWED」
ブローカーに問い合わせ、取引条件を確認してください。
エラー 4111: マーケットが閉じている
定数「ERR_SHORTS_NOT_ALLOWED」
取引可能時間内に操作を行ってください。
エラー 136: オフクオート
定数「ERR_OFF_QUOTES」
市場が開くまで待つか、スリッページ設定を見直してください。
エラー 134: 資金不足
定数「ERR_NOT_ENOUGH_MONEY」
口座の資金を増やすか、取引サイズを調整してください。
エラー 135: 価格が変わった
定数「ERR_PRICE_CHANGED」
即時に再注文を試みてください。
エラー 145: 残高不足
定数「ERR_TRADE_MODIFY_DENIED」
口座残高を確認し、必要に応じて資金を追加してください。
これらのエラーコードへの対処方法を理解し、適切に対応することで、MT4での自動売買の効率を向上させることが可能です。
エラーが続く場合は、EAの設定を見直すか、ブローカーに相談すると良いでしょう。
エラー以外が原因で動かないケース
MT4で自動売買がエラーコードなしで動かない場合、いくつかの原因と対処法が考えられます。
自動売買が有効になっていない
MT4のツールバーにある「自動売買」ボタンが緑色になっていることを確認してください。緑色でない場合はクリックして自動売買を有効にします。右上にスマイルマークのアイコンが表示されていればEAが正常に稼働していることを意味しています。
エキスパートアドバイザ(EA)が正しく設定されていない
EAの設定を再確認してください。パラメータが正しく設定されていない、または特定の市場条件でのみ動作するよう設定されている可能性があります。
チャートにEAが正しく取り付けられていない
使用したいEAがチャートに適用されているか、または適用されているチャートが正しい通貨ペアや時間枠であるかを確認してください。
EAが古いか互換性がない
EAが最新のMT4バージョンと互換性があるか確認し、必要であれば最新版に更新してください。
サーバー接続の問題
MT4の右下隅にある接続状態を確認し、正常に表示されていることを確認してください。接続に問題がある場合は「回線不通」と表示されます。この場合は、インターネット接続を確認するか、ブローカーに連絡してサーバーの状態を確認してください。
取引条件が満たされていない
EAが特定の市場条件下でのみ取引を行うよう設計されている場合、それらの条件が現在の市場状況と一致していない可能性があります。
これらの原因を一つずつ確認し、対処することで、自動売買が正常に動作するようになる可能性が高まります。
それでも問題が解決しない場合は、EAの開発者に問い合わせるか、ブローカーのサポートに相談してみてください。
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