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MT4インジケーター活用術〜あると便利なカスタムインジケーターも紹介

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MT4で利用できるインジケーターにはどのような種類があるのでしょうか。

オリジナルのインジケーターの設定方法と注意点についても解説します。

どこでMT4インジケーターを入手するか

MT4のインジケーターには、最初から無料で使える一般的なものと、より複雑な独自に開発されたカスタムインジケーターの2種類があります。

一般的なインジケーターは最初から無料で使える

移動平均線をはじめとする、チャート分析で利用される一般的なインジケーターは以下の手順から表示することができます。

 

まずは何らかの通貨ペアのチャートを開いてから、「挿入」→「インディケーター」にカーソルを合わせると、各種インジケーターの種類が一覧で表示されます。

それぞれの項目には以下のような種類のインジケーターが含まれています。

 

  • トレンド
    トレンドの方向を分析する、順張りに適するインジケーターです。移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表などが含まれます。

  • オシレーター
    買われすぎ売られすぎを分析する、逆張りに適するインジケーターです。MACD、RSI、ストキャスティクスなどが含まれます。

  • ボリューム
    出来高に関連するインジケーターです。「Volume」を選択すると単に出来高を表示します。

  • ビル・ウィリアムス
    アリゲーター、オーサムオシレーターなどが含まれます。

  • カスタム
    上記以外のカスタムインジケーターです。開発者が独自に作成したインジケーターもここに含まれます。

例えば移動平均線を表示したい場合は、「トレンド」から「Moving Average(移動平均線)」を選択しましょう。

クリックするとインジケーターの詳細設定の画面が表示されますので、移動平均線の種類や期間を選択してから「OK」を押すとチャートに適用されます。

 

 

 

チャートに適用されたインジケーターを編集したり、削除する場合には、まずチャート上で右クリックして「表示中のインディケータ」を選択します。

するとインジケーターが一覧で表示されますので、選択して「編集」もしくは「削除」を押してください。

 

有料のインジケーターを購入する

MQL公式サイトや、ウェブ上の投資系ツール販売サイトなどから、有料のカスタムインジケーターを購入して利用することができます。

 

価格帯は数千円の安いものから、10万円以上の高額なものまで様々です。

販売ページに詳しい機能の説明や手法の特徴などが記載されているはずなので、熟読して納得したうえで購入するようにしましょう。

 

https://www.mql5.com/en/market/mt4/indicator

無料のインジケーターをダウンロードする

EAと同様に、インジケーターにも無料のものは数多く存在します。

無料であっても、有料の商品と遜色ない機能や品質を持つものも少なくありません。

ただし、出どころの不明なものや有料商品への誘導を目的としたプロモーションには注意しましょう。

 

https://www.mql5.com/en/market/mt4/indicator/free

カスタムインジケーターを利用する上での注意点

カスタムインジケーターを使ってトレードする場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

どのような相場でも勝てるインジケーターは存在しない

インジケーターは基本的に価格に基づいて計算されるため、これまでの値動きを単純化して視覚的に表示したものがほとんどです。

したがって、未来の値動きを必ずしも正確に予想できるわけではないことを覚えておきましょう。

 

例えば移動平均線の場合、強いトレンドが発生した際に順張りで大きく利益を得られる可能性がありますが、一方で方向感のないレンジ相場では細かい損切りが続くことが多いです。

反対に、RSIなどのオシレーターの場合、レンジ相場の天底で逆張りすることで小さな利益を積み重ねますが、トレンド相場では大きな損失となる可能性があります。

 

このように、ある特定の相場ではうまく機能しても、値動きが変わると上手くいかなくなるケースというのは大変多いです。

カスタムインジケーターも結局は基本的なインジケーターを組み合わせたものに過ぎないため、過度の期待は禁物です。

バックテストがないため、本当に勝てるかはわからない

過去の成績が明確に数値化されるEA(システムトレード)とは異なり、インジケーターはあくまでも値動きやサインを視覚的に示したものに過ぎません。

売買シグナルに従って取引したときに、本当に勝てるのかどうかはわからないものがほとんどです。

 

もしもカスタムインジケーターを使って本格的に売買を行う場合は、自分自身で過去のチャートを利用して検証作業をしてみましょう。

直近1〜2年分だけでも、どのような相場に強く、どのような相場に弱いのかを確認しておくことは非常に有益です。

あくまでも裁量トレードの補助として利用する

毎回ルール通りにエントリーと決済を繰り返すのであれば、最初からEAを使って取引したほうが時間もかかりませんし、再現性も高いです。

あえてカスタムインジケーターを利用してトレードをするのであれば、自分自身の裁量判断やファンダメンタルズも加味しつつ、最終的なエントリーや決済の判断を行うと良いでしょう。

トレードや分析に役立つカスタムインジケーター3選

以下に、MQL公式サイトからダウンロードできる有用なインジケーターをいくつかご紹介します。

気に入ったものがあれば、ぜひ使ってみてください。

Volume by Price MT4

 

いわゆる「オーダーブック」と呼ばれるような、価格帯ごとの出来高を視覚化できるインジケーターです。

重要なサポートやレジスタンスがひと目でわかるので、エントリーや決済の目安として利用できます。

 

https://www.mql5.com/en/market/product/35577

FX Power MT4 NG

 

通貨ごとの強弱を一覧で表示してくれるインジケーターです。

いまどの通貨が買われていて、どの通貨が売られているのかを瞬時に把握できるため、取引するペアの選定に役立ちます。

 

https://www.mql5.com/en/market/product/102732

Mega Dashboard MT4

 

 

通貨ペアや時間足ごとのインジケーターの状況を一覧で表示できるインジケーターです。

個別のインジケーターを表示する必要がないのが大きなメリットです。

 

https://www.mql5.com/en/market/product/66064

執筆者紹介

FX情報誌『外国為替』編集長

鹿内 武蔵

FX情報誌『外国為替』編集長 投資専門ライター&編集者集団、株式会社tcl代表取締役
FX情報誌『外国為替』編集長 投資専門ライター&編集者集団、株式会社tcl代表取締役

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