人気のタグ

MT5入門:MT5の使い方について徹底解説

公開日:

MT5とはどんなツール?

MT5はMT4の後継ツールとしてMetaQuotes社からリリースされた取引ツールです。

MT4の高機能を踏襲しつつ、さらに進化した新機能も搭載しています。

 

例えば、MT4とはbit数が異なります。MT4は32bitで、一方のMT5は64bitのため、MT5の方が動作が速いという大きな違いがあります。

 

表示できる時間足の種類は、MT4の9種類に対して21種類と増加しています。

さらに、インディケーターやオブジェクトの数もMT4と比較すると、MT5の方が豊富です。

 

そして、MT5ではチャート上に経済指標の予定を表示する指標カレンダーや、板情報を見ることができます。

これはMT4にはなかった新機能です。

 

一方で、カスタムインジケーターやEAはリリース日の速いMT4の方が世の中に出回っている種類が多いため、この点は遅くリリースされたMT5の方が劣っています。

 

自動売買をしたい人にとってはEAの種類が多いMT4の方が使いやすいですが、裁量取引がメインの人はMT5の方が時間足やインディケーターなどが多いMT5の方が利点が多いといえます。

MT5は動作が速いのでストレスが少ないという点もおすすめポイントです。

 

MT4MT5
bit数32bit64bit
動作遅め早め
時間足9種類21種類
インディケーター30種類38種類
オブジェクト31種類44種類
指標カレンダー×
板注文×
チャートの独立×
EA、カスタムインジケーター多い少ない
FX会社少ない非常に少ない

※提供しているFX会社によっては使える機能や種類が異なる場合があります

MT5の基本的な使い方

ここからはMT5の使い方について解説していきます。

便利な機能が多く、特に裁量取引には最適なツールが盛りだくさんです。

チャートの表示方法

MT5に新規チャートを表示させる方法は簡単。「気配値表示」から表示させたい通貨ペアを選んで右クリックし、「チャートウィンドウ」を選ぶと表示できます。

 

もしくは、気配値表示の通貨ペアをチャートエリアの余白にドラッグ&ドロップしても表示可能です。

 

「気配値表示」の通貨ペアを増やしたい場合は、右上のメニューの「表示」から「銘柄」を選択します。

 

銘柄タブから「気配値表示」に表示させたい通貨ペアを選び、「銘柄を表示する」をクリックすると追加されます。

「気配値表示」から削除したい場合は、「銘柄を非表示」を選択しましょう。

 

なお、閉じたチャートを再表示することも可能です。

右上の「ファイル」→「チャートの再表示」から再表示したい通貨ペアを選択するだけです。

インジケーターの表示方法

チャートにインジケーターを表示させたい場合は、上部のツールバー「挿入」から「インディケータ―」を選択すると、インディケーターの一覧が出てくるので、チャートに表示したいものを選択するだけです。

 

または、「ナビゲーター」欄の「指標」から表示したいインディケーターをダブルクリックかチャートにドラッグ&ドロップすると表示できます。

描画機能の使い方

チャートにラインやオブジェクトを引きたい場合は上部メニューの「挿入」→「オブジェクト」から選ぶことができます。

 

また、ツールバーのアイコンから描きたいラインやオブジェクトを選べば描画可能です。

このツールバーのアイコンは変更できます。

 

オブジェクトアイコンの上で右クリックし、「カスタマイズ」を選択。

 

カスタマイズタブから入れ替えができます。

常に使うラインやオブジェクトを設定しておくと便利です。

また、MT5ではチャートに描いたラインやオブジェクトは時間足を変更しても削除されずに引かれたままです。

板情報が見れる

MT5では板情報も見れます。

チャートの左上のアイコンをクリックすると板が表示されます。

 

この板から注文することも可能です。

EAの導入方法

MT5のEAを導入する方法を解説していきます。

 

まずはEAを入手します。EAの入手にはインターネットから購入するなどの方法があります。

 

入手したEAは上部のメニューバーの「データフォルダを開く」を選択します。

 

「MQL5」をクリックし、その中にある「Experts」フォルダにEAファイルを保存します。

そして、MT5を再起動させればインストール完了です。

バックテストの方法

MT5でもMT4と同じくEAのバックテストが可能です。

 

上部メニューバーの「表示」から「ストラテジーテスター」を選択します。

 

下部に「ストラテジーテスター」欄が表示されます。MT5の「ストラテジーテスター」はバックテストの方法が増えています。シンプルなら「単一」を選択します。

 

「設定」タブが表示されるので、バックテストをしたいEAを選択し、通貨ペアやバックテストの期間などを設定し、右下の「スタート」をクリックすればバックテストが開始されます。

チャートのドッキング解除機能

MT5ではチャートをMT5から切り離して独立させることが可能です。

 

チャートを切り離すためには、まず独立させたいチャート上で右クリックし、「ドッキング」を選択します。

 

それだけでチャートをMT5から独立させられます。MT5に戻したい場合は、独立させたチャートを右クリックして「ドッキング」を選択するだけです。非常に簡単です。

 

下部にあるチャートバーを右クリックして「ドッキング」を選択しても、チャートの独立表示は可能です。

MT5のマニアックな使い方

ここからはMT5で新たに追加された便利な機能の使い方を解説していきます。

チャート上に経済指標の予定を表示する  

MT5では将来に発表される経済指標の予定をチャート上に表示させることが可能です。

 

まずは下部のツールボックスから「経済カレンダー」を選択します。

ここでも今後に発表される経済指標を確認可能です。また、以前に発表された経済指標の結果を確認することも可能です。

 

ツールボックスの表示は上部メニューバーの「表示」から「ツールボックス」を選択するとMT5下部に表示されます。

 

チャートに表示させる方法は経済指標カレンダー上で右クリックし、「チャートに表示」から「すべてのイベント」を選択します。

 

そうすると、チャート下部に経済指標の発表予定時間が表示されます。

経済指標が発表されることを忘れずに取引できるため、便利です。

ミニチャートを表示する

MT5ではチャート上に小さいチャートを表示することが可能です。この機能を使えば、1画面で別の時間足のチャートを表示できるため、上位足や下位足の確認がしやすくなるメリットがあります。

 

ミニチャートの表示方法ですが、上部メニューの「挿入」→「オブジェクト」→「グラフィック」→「チャート」を選択します。

 

ミニチャートを配置したい場所をクリックすると、ミニチャートが表示されます。

 

移動させたい場合は、右上の▢マークをクリックしたまま動かすとミニチャートを移動できます。

▢マークが表示されていない場合、チャートアイコン上をダブルクリックすると、

削除したい場合は▢マークが出ている状況でキーボードの「DELETE」を押せば削除されます。

 

ミニチャートの設定を変更したい場合はミニチャート上で右クリックし、「プロパティ」を選択します。

 

表示されたタブで設定を変更可能です。

「パラメータ」タブでミニチャートの幅や長さ、時間足なども変更できます。

 スケールの変更が簡単

MT5では縦軸や横軸の調整が簡単に行えます。

 

縦の幅を調整したい場合は価格部分をクリックしたまま上下にドラッグすると縦を調整可能です。

横の幅を調整したい場合は、チャート下部の期間をドラッグしたまま左右にドラッグすると調整可能です。

縦軸の部分をダブルクリックをすると、初期設定の状態に戻せます。

 

また、プロパティから設定することもできます。チャート上で右クリック→「プロパティ」を選択します。

 

「共有」タブの「スケール」欄で調整可能です。

 気配値表示の項目を増やせる

MT5は気配値表示の項目を価格以外に、スプレッドや下限、上限などを表示することが可能です。

 

気配値表示で右クリックし、「表示列」にマウスカーソルをあてると、項目が出てくるので、表示させたいものを選びます。

 

選んだ項目が気配値表示に追加されていきます。

MT5を提供しているFX会社

MT5を使って取引するにはFX会社の取引口座が必要です。

そこで、ここからはMT5を提供している国内のFX会社を4社ご紹介します。

外為ファイネスト

出典:外為ファイネスト

 

MT5を提供しているFX会社でまずおすすめするのが、外為ファイネストです。

外為ファイネストのMT5はEAの利用制限を設けておらず、さらに手数料なども発生しません。

MT4も提供しているので互換性が高い面からも、EAで自動売買をしたい人にはうってつけのFX会社です。

 

また、スキャルピング制限もなく、1000通貨単位での取引が可能なため、裁量取引をしたい人にも向いています。

OANDA証券

出典:OANDA証券

 

OANDA証券もMT5とMT4の両方を提供しています。

EAに対応しており、スプレッドも狭めのため、裁量トレーダーとEA運用者のどちらにも取引しやすいFX会社です。

OANDA証券の大きな特徴は提供しているオリジナルツールやマーケットデータが非常に豊富という点です。

 

取引に役に立つオリジナルツールやマーケットデータを使いたい人にはオアンダ証券がおすすめです。

フィリップ証券

出典:フィリップ証券

 

フィリップ証券でもMT5を提供しています。

フィリップ証券は、世界各国に拠点を持つフィリップキャピタルグループの一員です。日本の金融庁に登録しているため信頼性は問題ありません。

 

EAを稼働させることはもちろん可能です(取引手数料無料)。

最小ロットも1000通貨単位なので、少額取引をしたい人でも取引しやすいです。

 

また、フィリップ証券では国内株や外国株、先物オプションの取引も可能なので、FXと併用して、株式などを取引したい人に向いています。

アヴァトレード・ジャパン

出典:アヴァトレード・ジャパン

 

アヴァトレード・ジャパンは世界的な金融取引ブローカーであるAvaグループの日本法人です。もちろん、金融庁に登録しています。

 

アヴァトレード・ジャパンもMT4とMT5の両方を提供しています。

口座を「プレミアムコース」、「プロフェッショナルコース」「エキスパートコース」の3種類から選択でき、それぞれ条件が異なります。

 

また、MT5やMT5だけでなく、「AMMA」という自動売買サービスを提供しており、裁量取引をしたい人も自動売買をしたい人のどちらも満足がいくFX会社です。

執筆者紹介

FX情報誌『外国為替』編集長

鹿内 武蔵

FX情報誌『外国為替』編集長 投資専門ライター&編集者集団、株式会社tcl代表取締役
FX情報誌『外国為替』編集長 投資専門ライター&編集者集団、株式会社tcl代表取締役

注意・免責事項

  • ・記載の内容は個人の見解に基づくものであり、実際の投資にあたっては、お客様ご自身の責任と判断においてお願いいたします。
  • ・本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。
  • ・また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。
  • ・なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
  • ・各レポートに記載の内容は、GMOインターネット株式会社の事前の同意なく、全体または一部を複製、配布を行わないようお願いいたします。

OTHERその他の記事